こんにちはmonaです。
タイトルにもあるようにJAZZはおじさんしか聴かないものかと思ってました。
なぜ、おじさん=JAZZみたいな風潮になってしまったのか。
それはジャズが特定の年代層や世代に限られた音楽であるという誤解が拡がったためだと考えられます。
ジャズというのは、19世紀末にアメリカ合衆国のアフリカ系アメリカ人によって生まれ、その後、20世紀に入ってから世界中に広まりました。ジャズは、音楽的にも、文化的にも、多様性に富んでおり、年齢や世代を問わず、多くの人々に愛されています。
しかし、一部の人々は、ジャズが「昔の人の音楽」や「大人向けの音楽」であるという誤解があるみたいです。これは、ジャズが歴史的な音楽であることや、ジャズアーティストの多くが年配の方々であることが一因となっている。
しかし、実際には、ジャズは現在も進化を続けていて、若い世代のアーティストたちも新たなスタイルやサウンドを生み出しています。また、ジャズは、ポップスやロック、ヒップホップなど、他の音楽ジャンルとの融合も進められており、新たなファン層も増えていっています。
つまり、おじさん=jazzという風潮は、誤解に基づくものであり、実際にはジャズは、年齢や世代を超えて、多くの人々に愛される音楽ジャンルであると言えます。
かく言う私も、あるマンガを読んでからJAZZを聴くようになりました。
その漫画とは、「Blue Gaiant」という漫画です。
2023年(3月時点)現在、劇場アニメも公開されてます。
Blue Gaiant
宮城県仙台市に住む宮本大は、中学時代に友人に連れられて訪れたジャズ喫茶で、初めてジャズの生演奏を聴き、激しく心を打たれる。音楽の経験や知識は皆無だったが、青葉第二高等学校に入学した大は、中学時代から続けてきたバスケットボール部に籍を置きながらテナーサックスの練習を独学で開始。高校3年生になり、続けてきたバスケットボール部を引退すると、大学への進学ではなく、世界一のジャズプレイヤーを目指すようになる。
マンガペディア
少し前ですが、セッションという洋画も話題になりましたよね。
セッション
物語は、名門音楽学校に進学した主人公アンドリューが、学校の最高峰のバンドに参加するために行われる過酷なオーディションに合格し、そこで彼が出会った教師のテレンスとの激しい音楽バトルを通じて、音楽における才能や情熱、そして自己実現の重要性を描いた作品です。
「セッション」は、音楽的な表現力や演奏技術の高さを求めるジャズの世界で生きる人々の葛藤や感情を、緻密な演出と見事な演奏シーンで描いています。ジャズの名曲を多く取り入れたサウンドトラックも魅力的で、多くの観客に高い評価を受け、アカデミー賞3部門を含む数々の映画賞を受賞しました。
取り憑かれたようにドラムを叩く映像は衝撃的で、ラスト9分は鳥肌立ちました。
これらを踏まえて、最近のジャズアーティストには、若い世代から支持を受けるアーティストが多く、若い世代にも受け入れられている傾向にあります。
カマシ・ワシントン、ロバート・グラスパー、ジェイコブ・コリアー、なども支持されるジャズアーティストの一例です。また、音楽ストリーミングサービスの普及もあり、手軽にジャズを聴くことができるようになりました。
Robert Glasper – So Beautiful
もちろん国内のジャズアーティストも。
kagero / カゲロウ
ジャズの伝統的な要素である即興性を大切にして、ライブ演奏では、メンバーの個性や技術が発揮され、一瞬一瞬が独特の世界観を生み出します。
mouse on the keys / 最後の晩餐
mouse on the keysの特徴は、バンドのメンバーが持つクラシックやジャズなどの音楽的背景を活かし、緻密な演奏とアレンジで、複雑なリズムやハーモニーが織り成す音楽は、聴き手を引き込みます。そして、静かなパートと激しいパートが交互に現れることで、聴き手を飽きさせずに物語性を持たせています。
fox capture plan / Attack on fox
fox capture planはジャズとロックの要素が融合した独特のサウンドでジャズのハーモニーやリズムに、ロックのエネルギーが加わり、聴き手を引き込む魅力的な楽曲が多いです。また、自然や都市の風景をテーマにした楽曲が多く、リスナーを美しい風景の中にいるような気持ちにさせてくれます。
彼らはジャズとロックを融合させたような独自のスタイルで、エレクトロニカやクラシック音楽を取り入れた音楽を演奏し今後も日本の音楽シーンを牽引していくこと間違いなしです。
一般的にポップスやロックなどの音楽ジャンルに比べると、正直まだまだジャズのファン層は少ないですが、近年は若い世代のジャズファンが増えており、ドラマや映画などの影響ということもあり今後も若い人たちがジャズに触れる機会が増えるかと思います。
ジャズ最大の魅力とまとめ
やはりジャズの魅力はセッションや即興演奏ではないでしょうか。
セッションとは、複数のミュージシャンが集まって即興で演奏することで、それぞれの音楽性が結びつき新たな音楽が生まれる瞬間を見ることができます。一方、即興演奏とは、楽譜や曲の構成をある程度決めたうえで、その場でアドリブで演奏することで、その瞬間の空気感や雰囲気を表現することができます。
ジャズの演奏は、その場でしか聴くことができないため、ライブ演奏の魅力は非常に高いと言えます。また、ジャズの演奏は、ミュージシャンたちがリスナーと共に音楽を創り上げる共同作業でもあるため、演奏に参加した人たちは、その瞬間だけの特別な体験を味わうことができます。さらに、演奏中のミスや失敗もその場でカバーしなければならず、ミュージシャンたちが互いに支え合って音楽を創り上げる姿勢が感じられることもライブ演奏の魅力の一つです。
また、ライブ演奏では、演奏者とリスナーが一体となった熱狂的な空気感や、ジャズの音楽性が表現された音の響き、そしてミュージシャンたちの個性的な演奏スタイルが直接体感できるという魅力もあります。これらの要素が重なり合い、ライブ演奏でしか味わえない特別な体験を提供してくれます。
そんな特別な体験を味わいたいのであれば、「Blue Note(ブルーノート)Tokyo」などに足を運んでみてはいかがでしょうか。
ではまた