とにかく騒ぎたいだけならこのバンド聴いとけ!
こんにちはmonaです。
ちょっと聞いてほしいんですけど、「今すぐ発散したい」「思いっきり騒ぎたい」「何も考えずにモッシュしたい」ってときって、ありませんか。
仕事が終わって、テスト前の憂さ晴らしで、失恋して、とにかく理由なんてどうでもよくて、ただひたすら体を動かして叫びたいだけのとき。
そういうときに聴くべきバンドがいる。
今回はそんな「騒ぐためだけに存在してるんか」というくらいテンション爆上げなバンドを5組紹介します。ジャンルも出身地もバラバラだけど、共通点はひとつ。「これを聴いたら絶対に動く」。
THE JAPANESE PRIDE
前身バンドWATERとして約7年間活動を続けてきた3人が、2024年夏に改名・再始動。Ba.Vo.小栗征哉、Gt.Cho.川口英軌、Dr.Cho.中村音弥(2025年加入)からなる3ピースロックバンド。略称は「TJP」。
「WATERの頃からカッコよかったのに、改名したらさらにカッコよくなった」というバンドは稀だが、THE JAPANESE PRIDEはそれをやってのけた。2024年に1st EP『NOW』を全国リリースしてそのままツアーに突入、kobore、TOTALFAT、FIVE STATE DRIVEらと共演しながら16都市を駆け抜け、2025年8月には2nd EP『FEVER TIME』をリリース。FREEDOM NAGOYA 2025への初出演も果たし、まさに今が一番熱いバンドだ。
「SUPER PARTY」はそのタイトルそのまま、頭空っぽにして踊るためだけに作られたかのようなパーティーチューン。キャッチーなメロディと爆速ビートが体を否応なしに動かす。ライブで聴いたら確実に跳ぶ。
聴くならこのCD:2nd EP『FEVER TIME』(2025年)
「Day by Day」「SUPER PARTY」「いいかんじ」の新曲3曲に、前身バンド時代の人気曲「777」の再録版を加えた全4曲。テンション爆アゲなパーティーチューンから疾走感あるロックまで、今のTJPの勢いがそのまま詰まっている。「バンドをやってて今が一番楽しい!」と断言するメンバーのモチベーションがサウンドから溢れ出ていて、聴くとこっちも楽しくなる一枚。
FIVE STATE DRIVE
2013年春、愛知県名古屋市で結成された4ピースのホーンレス・スカパンクバンド。Vo.Montero、Gt.Hora、Ba.GORiLLA、Dr.Tabakenからなる。略称は「FSD」。
バンド名の通り5人組ではなく4人組なのに「FIVE STATE」というちょっとよくわからない名前なんだけど、そんな細かいことを考える余裕もなくなるくらいライブが熱い。ペルー人ボーカルのMonteroの声がとにかく強くて、その上に乗っかってくる軽快なスカのリズムが体をひとりでに動かす。Less Than JakeやSuicide Machinesなど90年代スカコアの影響を受けながら、2019年にTHE NINTH APOLLOへ加入。FREEDOM NAGOYAなど大型フェスにも出演し、地元名古屋の枠をとっくに超えた存在になっている。
2025年7月には4th Single「STAY YOUNG STAY PUNK」を自主レーベルからリリース。500枚限定プレスにもかかわらず即完売必至の勢いで、ドラマーの交代という試練もものともせず前進し続けている。
聴くならこのCD:4th Single『STAY YOUNG STAY PUNK』(2025年)
疾走感あるショートチューン「MUSIC TRAIN」、初期衝動を感じさせるスカパンクナンバー「STAY YOUNG STAY PUNK」、CD限定のハードなスカパンクチューン「Revolution」の3曲収録。500枚限定なのでお早めに。手に入れたら絶対後悔しない。
POT
2010年、大阪・京橋にて結成された4人組バンド。Vo.Gt.織田、Vo.Ba.よっぴー、Vo.Gt.よしくん、Dr.Cho.まことの4人からなる。TRUST RECORDS所属。
このバンドの最大の武器はトリプルボーカルだ。織田、よっぴー、よしくんの3人が入れ替わりながらメインボーカルをとる構成は業界でも珍しく、それぞれの声と個性が重なり合うことで生まれる多幸感がPOTの音楽の核心にある。結成以来メンバーチェンジ一切なし(病気や事故による一時離脱はあり)という鉄の結束で15年間駆け抜けてきた。
2014年にリリースしたデビューアルバム『ARCO IRIS』は新人ながら4000枚超えのセールスを記録。翌2015年に1000枚限定でリリースしたシングル「JODEL」は発売2日で完売。京都大作戦、COMIN’KOBE、FREEDOM NAGOYAなど大型フェスにも多数出演し、2019年には近鉄電車の中でライブ、2022年には道頓堀川の船上でライブという前代未聞のことをやってのけた。
「Hustle Carnival」を聴いたら、もう体が止まらない。明るく前向きなメロディと3人のボーカルが絡み合う瞬間、世界の全部がどうでもよくなる。ライブはさらに凄まじい。
聴くならこのCD:15周年再録ベストアルバム『SUCH IS LIFE』(2024年12月)
15周年を記念して、過去曲の中から厳選した10曲を再録。新曲2曲にリミックス1曲も収録した大ボリューム仕様。ライブさながらの熱量で収録された「MC」も入っており、「Hustle Carnival」をはじめPOTの魅力が凝縮された一枚。POT入門に最適だし、昔からのファンにも刺さる。
かずき山盛り
2019年、近畿大学の軽音サークルから誕生した大阪発3ピースバンド。Ba.Vo.イサム、Gt.アズマ、Dr.Cho.モリヲからなる。TRUST RECORDS・LD&K RECORDS所属。自称「なにわサステナブルポップバンド」(以前は「コスメティックパンク」「ボタニカルパンク」と名乗っていた時期も)。
このバンドを一言で説明するのがまず難しい。ジャンルはメロディックパンクが軸だが、沖縄民謡、スカ、エレクトロ、歌謡曲など多様な要素が予測不能に混ざり合い、聴くたびに「次は何が来るんだ」という状態になる。ライブではラジコンや小道具を使った演出もあり、見ていて飽きる瞬間がない。
バンド名の由来は「友人に候補をいくつか出したら『かずき山盛り』が一番面白いと言われた」というシンプルすぎる理由。でもこのふざけてるようでふざけてない感じがまさにこのバンドらしい。2022年にTVアニメ「KJファイル」エンディングテーマ「怪獣ファイヤ」をリリースし、FREEDOM NAGOYAオーディション参加など全国区での活動も加速している。
「琉球サンライズ」はメンバーのイサムが沖縄旅行に行くというだけでテンションが上がりすぎて作られた曲。こういうきっかけで名曲が生まれるのが面白い。
聴くならこのCD:1stアルバム『CRかずき山盛り』(2020年)
デモ音源の「琉球サンライズ」を含む、バンドの原型がぎゅっと詰まった1stアルバム。ツービートの疾走感にグッドメロディを乗せた正統派メロディックパンクから、沖縄やスカの要素が飛び込んでくる予測不能な展開まで10曲収録。「このバンドは何者なんだ」という状態になること保証付き。
KUZIRA
2017年に岐阜県で本格始動した3ピースのメロディックパンクバンド。Vo.Gt.末武竜之介、Ba.Vo.熊野和也、Dr.シャー:Dからなる。PIZZA OF DEATH RECORDS所属。
もともとは中部学院大学の軽音サークルで「わけわかめボーイズ」というバンド名でWANIMAや04 Limited Sazabysのコピーバンドとして活動していた。海外のバンドとツアーに出ることになり名前を変えようとしたとき、ドラムのふちたくとがクジラが大好きだったことから「KUZIRA」に決定。その後メンバーチェンジを経て現体制となった。
このバンド、デビューから信じられないスピードで駆け上がった。自主制作のデモCDが1stが約1500枚、2ndが約2000枚という異例の売上を記録し、2018年にTRUST RECORDS所属。2019年にはメロディックパンクバンドとして異例中の異例、J-WAVE「THE KINGS PLACE」の水曜パーソナリティに抜擢された。2021年にPIZZA OF DEATHよりリリースした1stフルアルバム『Superspin』は、バンドの真骨頂である末武竜之介のハイトーンボイスとキャッチーなメロディが炸裂する大傑作。RUSH BALLやOSAKA HAZIKETEMAZAREなど大型フェスにも呼ばれる存在になった。
「In The Deep」はそのKUZIRAの魅力を一曲で体感できるチューン。末武のハイトーンで突き刺さるメロディと、ライブで必ず爆発する展開がある。
聴くならこのCD:1stフルアルバム『Superspin』(2021年)
PIZZA OF DEATH RECORDSからリリースされた待望の1stフルアルバム。全13曲、27分のコンパクトかつ密度の高い一枚。熊野和也がリードボーカルをとる曲もあり、バンドの音楽的幅の広さを証明している。「これが今の日本のメロディックパンクの最高峰のひとつだ」と思わせる完成度で、KUZIRAを知る入口として最適な作品だ。
まとめ
「騒ぎたい」という衝動に理由はいらない。今日も誰かが、どこかのライブハウスで体をぶつけ合いながらこの音楽を浴びている。
THE JAPANESE PRIDEのパーティーチューン、FIVE STATE DRIVEのスカパンク、POTのトリプルボーカルが生む多幸感、かずき山盛りの予測不能なカオス、KUZIRAのハイトーンメロディック。5つのバンド、5つの「騒ぎ方」がここにある。
まずはMVから入ってみて。気に入ったらライブに行って。
ライブハウスで叫んで、跳んで、汗かいて、終わった後に「最高だった」ってなるのが一番の答えだ。
ではまた。

